ユウキ in shimane

昨日ユウキが島根に到着した。

私は授業が終わった後、駅までお迎えに行った。


久しぶりのユウキ。
髪が長くなってる。
冬服とマフラーがすごく似合う。
あぁ、なんか、素敵だなぁ。。


どう接したらいいのかわからなくて、
ヒトリすごく緊張して照れてしまった。
まともに顔が見えない。
照れてうつむいている私に、ユウキは
「ねむは、可愛いなぁ」
って微笑むもんだから、さらに照れて動けなくなった。


これから直人家で歓迎焼肉パーティをするということで、
ジャスコでお酒とか買って帰った。


帰る途中、駐車場で、
抱きしめられて、キスをした。
「大好きだよ」
言われた言葉に、返答はできなかった。
ただ、無言で彼に抱きしめられていた。


直人家に帰ってからは、
ほんと、9月の旅行のときみたいに、
3人仲のいい友達って感じで歓迎会をした。
最近酔いやすいのか、焼酎ロック3杯で泥酔してしまった。
疲れてるのかなぁ。


夜、直人君の部屋。
ユウキは、遠慮せずに私にくっついている。
それを見て、直人君は、何故か
かなり不機嫌そうだ。
私は離れようとするけど、
ユウキは、離してくれない。


電話をしてくるっと言って部屋をでていく直人君。
電話相手は、直人君の今好きな女の人。
長電話だったのか、しばらく戻ってこなかった。
数十分後、嬉しそうな顔をして
「電話っていいなぁ。また電話してもいいってさ〜♪」
と私達に向かって言う彼。
ナイフで胸をズタズタにされた痛みがはしる。
「まじでかー頑張れよ〜!」とユウキ。
嫌だ。やっぱり直人君のそういうの聞きたくない。
私は布団をかぶって寝たふりをした。


なんで、
なんで2日くらいしか会ったことない女の人に直人君をとられるの?
私と直人君の5年間って、それくらいの関係だったの?
私ってそんなに魅力無い?
今までの思い出はなんだったの?
ごめん、私すごい嫌な人間だよ。


私だけ、まだ彼に捕われている。
思い出から、離れられないでいる。


はやくはやく、
はやく忘れたいよ。


しばらくユウキは島根に滞在する。
あぁ、私をさらって逃げて欲しいよ。