別れ

火曜日
急な電話
直人君から。


「俺、好きな人ができたから。」


血の気が引く。

吐き気に襲われる。

今思い出しても吐き気がする。


私のコト、よりを戻したいって、言ったじゃない。
意味わかんない。
意味わかんないよ。


ミクシィの友達で、東京でご飯を一緒にしたときに
私のことについて、相談のってもらっていて、
その人のことが好きになったらしい。


「もう、お前とよりを戻すことは、この先ないから。」


はっきりと聞いた言葉。


私は、ユウキのことを好きになろうとしてた。
けど、


けど、、
ずっと、直人君のこと、考えてたよ。
直人君のこと、ずっと思ってたよ。


5年間って大きい。
いっぱいいっぱいの思い出がある。


全部、全部、
もう、過去のことなんだ。。


私は、もう
直人君には、求められてない。
いらなく、なったんだ。。
直人君は、私じゃない誰かを好きに、なったんだ。。
もう、私なんて、
どうでもいい、ただの他人。。


いっぱい、いっぱい、泣いた。
火曜日は、一日、ずっと動けなかった。
何も食べられず、何もできず、
ただ、泣いて、泣いて・・・
頭が痛くなるまで。。


直人君のことで傷ついている私をみて、
ユウキは
「少し一人にさせて」
と言った。


自業自得。
ユウキまで傷つけた。



自分の気持ちに最初から素直になればよかった。
意地なんか張らなければ良かった。
東京に行ったあの日に、
やっぱり大好きだよって、言えばよかった。。


ごめん、ごめんね。。


もう、何もかも、遅い。
全部、遅い。。


傷は、深い。。
死にそうなほど。