関係

「フリーだったなら、ホントに、良かったのに。。しかも相手は、直人だしな・・・。」


私を抱きしめて彼は言った。

私はただ聞いていた。


私は、壊したくない。
くーさんと、直人君の関係を。
ずっとずっとすごく仲良しだった彼ら。
直人君は私よりもくーさんを優先していること多い。
私なんかのせいで壊してしまったら、駄目だ。


だから、
くーさんが神奈川に帰ってしまったら
もう終わり。
今までどおりの生活に戻るの。
何事も無かったかのように。


本当は

わからない。私はくーさんが好きなのかもしれない。
今私が目で追ってしまうのはくーさん。
傍に行きたくなるのはくーさん。


でも、ただ一時的なものかもしれない。
わからない。


ねむ「くーさんが帰ったら・・・どうなるのかなぁ。。」
くーさん「今までの生活に戻るだけだよ。ただ、それだけ・・・。」


くーさんの気持ちもわからない。
ただの遊び相手なら、しょうがない。私だって気持ちを割り切れる。
私のことどう思ってるの?
なんで、そんなことしたのかな。。雰囲気で・・・なのかな。
「大好きだよ。」って言って、抱きしめてくれる。
「ずっとこのままでいたい。」って、強くギュッてしてくれる。
私の前では、直人君の前とまったく違う人。優しく笑ってくれる。
直人君の前では、毒舌クールなキャラなのに。
よくわからないよ。
自分の気持ちも、くーさんの気持ちも。


とにかく、くーさんは神奈川へ帰る。
私は島根に残る。


気持ちを整理、しなきゃ。