幸せな日々

傍に直人君がいて、手を伸ばすと届いて

私はギュッと直人君に抱きついて、

そして直人君は微笑んでキスしてくれるの。


そんな幸せな日々。


金曜の夜から、今日までずっと直人君家にお泊りでした。


恋人ではない。

付き合ってはいない。

でも、恋人同士と何もかわらない。

違うのは、将来を考えられるか、られないか、だけ。


私にとって、それがすごく大きいのだけど。


一緒にお風呂に入っている時、

これからのコトを、思い切って聞いてみた。

「学校卒業したら、どうなるんだろうねー?」


直人君は真顔で、

「さぁ? まぁ、ねむは島根で就職すれば?」


・・・。

イタイイタイ。

それって結局私と一緒にいなくてもいいってコトでしょ。

あぁ、聞くんじゃなかった。


直人君にとって、私は何?

セックスフレンドですか?


・・・

それでも、私は直人君の傍で笑っていたい。

直人君の傍にいられるなら、今はセックスフレンドでも、かまわない。

一緒にいる時間以上に幸せなコトは存在しないから。

胸がね、とっても痛いケド。


もう、聞かないから。将来のことなんて。

広がっていく傷を見たくないから。

今だけ、今だけでも傍にいたいの。

馬鹿な女で、ゴメンネ。。